「最近結美の様子おかしくない?」


それを聞いた瞬間2人は固まった。


「…何それ?」



「俺も昨日のバイトで思ったんだけど…たぶん何かあったみたい。」



「何かってなんだよ!」

孝が幸也のむなぐらを掴んで壁に押し付けた。
しかし瞬時に幸也が孝の首を掴み壁に叩きつけた。


「俺だってわかんねぇからこうやって聞いてんだろ…!」



「おい。ストップ。とりあえず次の講義はサボろう。その話は違うとこでする。いいな?今日の飲み会だってあるんだ。…それとも嫌な空気で行くつもりか?」



2人はゆっくり離れた。


「わかったよ。」


「…。」


幸也は黙って落とした荷物を拾った。