その日の夕方、橋口さんからメールが来た。


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テストお疲れ様!

徹夜明けなんだって?
早く寝ろよ〜!

次、いつがいい?

朱里ちゃんの都合に
合わせるから、また
連絡ください。
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徹夜明けって…朋美にでも聞いたのかな?



橋口さんに逢いたいよ……

携帯をきゅっとにぎりしめる。



だけど


あたしは返信せずに携帯の電源を落とした。



夕飯も、眠いからいらないって言って部屋に閉じこもったまま。


なんにも考えたくなくてベットに潜り込んだ。


寝不足なのは本当で。



どうか嫌な夢を見ませんように。


それだけを願いながら



襲ってくる睡魔に


目を閉じた。