あたしと朋美は一緒に泣いて。


気付いたら、二人とも目が腫れてて。


お互い顔を見合わせてブサイク〜って笑った。

強いな朋美。




〜〜〜♪♪♪

突然の着信。

この曲は橋口さんだ。


「朱里?顔が赤いよぉ〜?」


朋美はとっくにあたしの気持ちに気付いてるみたいで…
笑いながら早く出な、ってあたしを急かす。


「…もしもし?」

どうしたんだろう…?

『急にごめん、朱里ちゃん!!』


かなり慌ててる様子の橋口さん。


な、何!?


『朋美ちゃんの居場所知らない…!?
雅敏が、連絡取れないってすごく心配して探し回ってるんだ!!』


ええっ!?
朋美なら…

「ここにいる…」


『えっ!?マジでっ!?

良かった…っ!雅敏があんなに必死なの初めてでさ…
家知らないし、朱里ちゃんなら何か知ってるかもしれないから聞いてくれって、すごい慌てようで……』


それって…