「俺に任せとけ」と、優斗は言い残し電話を切った。




…そして 私は、
優斗に言われるまま なにも考えずに、

土曜日のその日
一人暮らしの優斗の家に行ったのだった… 。









「 お邪魔します…、」


「 どーぞ。いらっしゃい… 」


…"恋人ごっこ"中とは言え、やっぱり異性の部屋に入るなんて、

そんなことに少し緊張してしまう私…。




しかし
優斗は平然としている…



「 なに飲む?」

と、冷蔵庫を開けながら私に尋ねた



「 ……、プロテイン… 」


緊張のあまり妙な注文をしてしまう私に、



「 そんなもんウチにはない。」




そう言いながら
冷蔵庫から出して私に放り投げたのは、カルピス…


私の一番好きな飲み物である。





プロフィール見て用意してくれてたのか、偶然かは、判らないけど…、


ちょっと
嬉しくなった…