こうして
放課後の生物室で
私
タモリ君
野田先生…
という微妙な面子で、
私を励ます会は、ひっそりと執り行われたのであった…
……しかし、
いくら
洗浄済みとは言え、
実験用ビーカーなんぞで、コーヒーを飲むものではない…。
ビーカーに少し薬品が残っていたのかもしれない
薬品とコーヒーが化学反応を起こしたのかどうかは定かではないけれど…
私を励ます会の途中
野田先生は酷い腹痛を訴え、病院に運ばれたのである…。
教師という立場からか、
「ビーカーでコーヒーを飲みました。」などとは当然言えず
原因不明の腹痛患者として、野田先生は入院となったのだった…
…そんな経緯により、
生物の教員免許を持っていたニート中の春兄ちゃんが、
臨時に採用されてしまったのである……―