話を遡ること
約1週間前……
私が優斗と別れた翌日のことだ…―
「 おはよ~ 」
その日
復活した私はいつも通り学校に登校した…
教室に入ると、途端に静まり返った室内
すこしの間のあと、
「 …神菜、あんた大丈夫なの…!? 」
「 ずっと心配してたんだよ~っ!」
「 いつでも話聞くからね!?」
由夏とユミが心配そうに私のところまで来て声を掛けてきたのだ…
この子たちだけじゃない
クラスの子のほとんどが
無関心を装いつつも
同じように
優斗とのことの様子を気にしていた…
なんだか凄く申し訳ない気持でいっぱいになりながらも
私は元気に振る舞ってみせた
「 全然平気だよー!!
心配掛けてごめんね。
…ありがとう!!」
皆に聞こえるように、
声を大きくして笑って答えると、
由夏たちは少し安心したように 笑みを落してくれた…