…そして 翌日から、
優斗とのすれ違いの日々が始まったのである…
放課後は、
一緒に帰らないし…
お昼休みも、
部活に行くと言って、
一緒には居られない…
せいぜい
普通の休み時間が、
一緒に居ることの出来る時間だ…
私のテンションはまだまだ急降下中である…
優斗のいない
お昼休み…
私は友達と過ごす気にもなれず、
1人 屋上にいた…
本来なら、
出入り禁止で、
鍵の掛けられた屋上の扉
しかし
私だけが、それを開ける鍵(正確に言えば、鍵のコピー)を持っているのだ…
それを知っているのは、この学校では優斗だけ。
だから
2人だけの秘密場所のつもりでいた。
だけど、
今
この場所に
優斗はいない…