そして放課後…
「 優斗～、行こう! 」
「 あぁ、行くか。」
と、２人仲良く手を繋いで、恋人アピールしながら教室を出る。
…いつもなら徒歩５分のところでバイバイだけど、
今日は、
本当に放課後デートなので、私のﾃﾝｼｮﾝは上がりまくりなのだ…
「 どこいく？」
「 うん、あのさ、
駅前の
ﾊﾟﾃｨｽﾘｰのケーキが超美味しいんだけど…、」
「 よし。
じゃあ そこに行くか」
そんなやり取りをしていると、
突然 後から大声が上がった
「 優斗先輩～！！
帰っちゃうんですかぁ～～！？ 」
「 ！？ 」
何事かと振り替えれば、美少女がこちらに向かって駆けて来ていた…
「 あー…
……ユリ、」
優斗が、美少女を見て声を漏らす。
ユリって…、
え…、
ま、まさか…！？
「 部活サボっちゃ駄目ですよぉ！！ 」
……そのまさかだった。
この美少女は、
私の目下のライバルであるユリだった…
