…………。
少しの沈黙
優斗は、突然のことに呆然となっている…
「 ……ごっ、ごめんッ!! 優斗っ!!」
「 ……。
…いや、俺も
いきなり 悪かった… 」
微妙に気まずい空気が、私たちを包み込む…
「 ほんとにごめん…
びっくりしちゃって…」
「 いや、俺もマジで悪かったから… 」
それからはもう
謝り合戦で、
昼休みの終りを告げる
チャイムが鳴るまで、
2人で
謝り合ったのだった…
「 これ、お詫びな、」
そう言って優斗がくれた
ミルキーは、
とにかく甘かった…
そんなわけで
午後からの授業は、
優斗のせいで集中出来なかったのだ…
…と、言うよりは
優斗にもらったミルキーが、
奥歯にひっついて、
なんとか舌で取ろうと躍起になり
授業に集中出来なかった
と言った方が正しい……