「 …いや、あの…
学校休んでるから、
どうしたのかなぁ…って、思って……、」
『 ……あー…、
えーと、
家庭の事情? でさ…、』
そう説明する優斗
その理由が少し疑問系に聞こえるのは何故だろう…?
『 …えっと、
明日は、ちゃんと学校行くからさ。
…なんか、
心配掛けたみたいで、
ごめんな…?』
そう言った口調が、
とっても優しくて
きゅーん と、なってしまった…
自然と顔がニヤけてしまう私
電話で良かった…。
「 …ううん、
…じゃあ、
また明日 学校でね、」
『 あぁ、じゃあな。』
そう言って
電話が切れる…
切れた後も、
顔はニヤけたままの私
…でも、
後になって
ふと、
思ったけど、
これって、
恋人の会話って言える?
いつもと同じじゃない?
…私の予定では、
もっとこう…
ラブラブな会話になるはずだったのに…。