休日
タモリ君が私の家に突然やって来た…。
…しかも
立派な花束を持って…
「 …あの、今どき花束とか贈られても…、なんか重い…… 」
「 勘違いしてんじゃねぇよ。」
渾身のボケを、辛辣な言葉で返された。
しかもタメ口…
「 先輩 今日暇っすか?
ていうか、見るからに暇そうっすよね。」
返事をする前に決め付けられたけれど、 実際暇なので、おとなしく頷いてみると、
「 じゃ、一緒に野田先生のお見舞い行きませんか? 」
思わぬお誘い。
そう言えば、野田先生はまだ入院中だった…。
…じゃあ この花束は、野田先生に…?
( タモリ君って、意外と偉いなぁ… )
と、思わず感心してしまう。
「 うん。じゃあ 行こうかな 」
頷く私。
…こうして、私はタモリ君と一緒に先生のお見舞いに行くことになったのだった…。