正直言うと、
いたたまれない…。
お家で、家族とドラマとか映画観てたら
エロいシーンになって、みんなして黙り込んでしまった時のような気まずさである…
…そんな気まずさを抱えながら私は、ピンクな画面を観る
初めて垣間見たAVの世界…
隣りの優斗をちらっと盗み見れば、
いたって平然としている…。
…そうして悶々といるうちに液晶のなかのカップルたちは、絶頂を迎えたのだった…。
全てが終わった後
私は微妙な脱力感に、息を吐いた…。
観ている最中に優斗が変な気を起こして襲いかかってくるのでは と、不安を抱えたが
優斗は、
終始 紳士的だった…。
「 ……じゃあ、
こんな感じで、俺らはヤった。」
「 了解。」
言い聞かせるように優斗か言って、私が頷く。
…そうして
私たちは、
クラスにいるカップルたちと同じように、お互いのキスマークを付けた。
…こうして私は今日、
処女の体で、
処女を捨てたのだ……