「だから、来年も来てね。」 俺の胸がズキリと痛んだ。 来年は…もう…。 「プレゼントがもらえるのは…子供だけなんだ。 君はもう大人だろ? こんなに綺麗になったじゃないか…。」 「…もうプレゼントはもらえないし、サンタさんも来れないのね?」 俺は静かに頷いた。 「そっか…。 最後にこのプレゼントもらってよかった。」 彼女は涙を堪えているのがよく分かった。