あの日俺は、死んでしまった保険外交員の彼女とママに、一体何の契約をさせられていたのか?

担当した彼女はこの世にはおらず、勧めたママは警察。
今をもって確かめる術がない。


警察での事情聴取時には、あの日のトイレでの突然死した彼女の背景と感じた違和感を話した。

しかしその話はやはりその時ですら重要事項として取り上げられる事はなかった。

現在も真意は謎のままである。

ママがわざわざ俺の居る店に殺害に使う材料を買いに来たのは、

計画殺人への協力を求めに来たのかもわからない。

後に捕まる自分の息子の代わりに......