続報にあった二人の少年とは、後日ママの息子とその友達だと知った。
自分の息子を運び屋として使い、遺棄には関わる事はさせず、新幹線で先に帰宅させたのだ。
何故熊本だったのかはわからないが、恐らくは目的地までの移動が億劫だったのと、
遺体と同乗するのが嫌だったのだろう。
そして帰路の途中に少年二人は確保されたらしい。
金銭問題でトモヨと手を切った社長は相当額貢いでいたらしい。
何かを間違えれば自分が熊本に捨てられていた。
と、他人事ではない様子で、
「お前も関わらされていたかもな......お互い命拾いしたな」
と重い言葉を吐いた。