とても優しいお兄ちゃん的存在だった。

何でも頼れるカッコいいお兄ちゃん。



「ただいまぁ!」

「おかえり!」

家には彼しかいなかった。

「お母さんたちは?」

「買い物じゃないかな?」

「そっかぁ!じゃあ私着替えてこよっかな!」

「うん、そうしなー!」



いつものと変わらない会話。

そう思ってたのは私だけで。