さっき割った窓はそのままで、まだ粉々だった。 アタシは、自分のベットの上に置いといた東亜の新しい特攻服を掴んでまた東亜の部屋に戻ろうとした。 その時…! 「なぁ、オヤジ。凜のヤツまた窓わったんやで?」 「ほんまか?…凜は昔から、暴れん坊将軍やからな〜。」 やばい… この声は…。 アタシの部屋の近くの階段から、夏兄とオヤジの足音と声が聞こえてくる…。