「何で知ってんの!?」



明らかに動揺するアタシ。



「だって凜、口切れてる…。」


「え…?」



東亜に言われて口の横を親指でなぞった。



それと共に赤くなる親指。



うわ…ほんまや…。



きっと、さっきの男達に殴られたときだろう。



あいつ等…アタシの顔にキズ作りやがって…。



この仕返しは必ずしたるねん。



心の中でそう決めてアタシは東亜のベットに寝転んだ。