「東亜…。」



起きたん…?



え、なに…?


夢…?



ううん…違う。


夢なんかじゃない。



「東亜…!!」



アタシは寝ている東亜に抱き着くと、その胸で涙を流した。



「アンタはもぉ〜…何やってんのよぉ〜!」


「ごめん…もう、大丈夫や…。」



まだ少し苦しそうに声を出す東亜はそう言って笑った。