なぁ、東亜聞こえてる?


なんでこんな事に
なったんやろ……?



静かな病室の中、アタシは東亜の手を握っていた。



みんなは一先ず家に帰ったものの…


アタシは一人駄々をこねて、病室に残った。



東亜の寝顔は穏やかで、あの時よりは安心できた。



東亜…?


なぁ、今からでも遅くない?