絶対許されへん…。



「殺す…。」


「り、凜…?」


「アイツ等…!アタシがぶっ殺したる!!」



アタシが出口に向かって歩こうとすると、いきなり腕を引っ張られた。



「アホか!冷静になれ!」



そう叫んだのは、いつも優しい裕兄だった。



「裕兄…ッ!離せ…!」


「凜が行ったって一緒やろ!?」