でも…。 え…? 裕兄達が見えたと同時に、東亜の手の力が弱くなり… アタシの手の平から抜け落ちた…。 ………いや… ……………嫌や… 「東亜ー…ッッ!!」 暗闇で、アタシの叫び声だけがその場に響いていた…。