窓を跨ぐ東亜の後ろ姿を眺めると、何だかやけに大きく感じた。



「ばいばい…。」


「うん…また明日…。」



どこか気まずい空気を残して、アタシの部屋から出ていった東亜。



アタシは布団の中に入ると、必死に赤くなった顔を冷やそうとした。



東亜が…アタシを……。


好き……??



その夜は、なかなか東亜の事が頭から離れなくて…



やっと眠りに着いたのは、空が明るくなり始めた時だった…。