何もそこまでしなくても…。



しかし、次に聞こえた言葉に、少し安心した。



「それに…。」


「ん?」


「紀夾の女もレディース辞めたかったみたいやしな…。」


「そ…っか……。」



でも…ちょっと良かったかも?



夏兄を少し見直した、そんな昼下がりだった。