東亜の顔は、こんな所まで知られていたなんて…



改めて、東亜は凄い奴なんだと実感した。



紀夾メンバーは立ち上がると逃げるように帰って行った。



「瑠美……!」


「凜…。」


「アンタ…何やってんねん!」



アタシは瑠美に近寄ると、瑠美を支えて立ち上がらせた。



「ごめん…凜…。」


「何謝ってんねん!アンタって子は…。」


「ごめん……ありがとう…。」


「よし…!いい子!」



アタシは瑠美の頭を撫でると笑った。