「アイー起きたー??」
上からのナオの声。
あたしは毎朝その声で目を覚ます。
そしてシカトする。
ガチャ
「アイ!!起きろって言ったじゃん!!」
ドアの開く音がして、ユウリが入ってくる。
しかたがないので
ゆっくり起きあがり、制服に着替えだす。
その間、ユウリはあたしのカバンにケータイと財布をつめこんでいる。
用意が終わり外に出ると、
ほかの4人が待っていた。
「おまたせしました。」
「ホントだよー。」
なんだかんだ文句を言っても
ちゃんと待っていてくれる。
改めてそんなことを思って
「ありがと。」
とアイは言った。