丘の向こうに広がる景色は、前方に見た景色と何ら変わらなかった。期待が絶望へと変わり、ペタンと座りこんでしまう。


一面の緑。

しかし、草原ではなく森であった。


きゅるるるる〜

絶望だと言わんばかりにお腹も切ない音をだす。

「…お腹減ったよ〜う…んもう!!一体、ここはどこなのおおお!!」


絶望と空腹の怒りの叫びが
青い空と緑の地に響き渡った。


風が呼応するかのように
どおっと吹いた。