「……ラッパ?」


音がしたであろう方へ耳を澄ますが、音はしなかった。


「なんだったんだろ……って、あ!待って!オコジョ!!」


オコジョがしげみの中へ走っていってしまった!

「待って!」


オコジョを見失ってしまったらこのまま終わりになってしまう気がして月はオコジョが走って行ったしげみに飛び込んだ。




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