そんな様子を見て、キッドがふっと笑うのが見えた。
私がキッドの方を見ると、彼は目を合わさずに再び雑誌に目を下ろして没頭し始めた。
俯いたキッドの顔は鼻筋がすうっと通っていて、とてもキレイだった。彼は端整な顔立ちをしていて、美青年で、ここのリーダー。
色男で喧嘩は強く、もちろん女によくもてる。女には不自由せず、毎晩違う女の元へ行き、金には困っていないと聞いた。
キッド目当てでクズ溜めのようなクラウンに訪れる女性も多かった。
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