「ハルがいない間、気が気でなくってサァ、皆シケてたんだ!
 あぁ……嬉しいな、本当に」

一人はしゃぐミノルを見て、全員の顔がほころんだ。

「騒がしいなァ、ミノルは。
 ハルが来て満足したンなら、さっさとデモに行きやがれ」

力也がそう言うと、キッドが思い出したように言った。

「そういや……最近、運動も激しくなってるよなァ」

全く外にも出ず、閑静な住宅街に住んでいる私は全く知らなかった。