翌日は十一月二十日、私の十九歳の誕生日。

けれど未成年には変わりない。

ミヤは四つ違いと言っていたっけ。
それなら二十二だ。

ハタチをまたぐだけでミヤはぐっと大人で、深い段差のようなものがちらついた。

クラウンに行くと、マイルスのペットに負けんばかりの、ミヤの陽気な笑い声が店内に響いていた。

なんとそこにはエミリーがいた。

いつものごとくキッドの隣に腰を下ろしている彼女は私を見て、そっとウィンクをした。