「そこ。」
そういって窓をさす。
「鍵開いてたもん」
ケロッと答える悠斗にむかっとくるあたし。
「今度から鍵しめとく!」
すると何か考え出した悠斗。
いきなりはっと思いついたように指を立てる。
「別にいいよ~玄関から″優奈の彼氏でーっす″って言って入るから!」
ニヤニヤして言う悠斗。
そして私を押し倒して耳をぺろっとなめた。
「きゃぁー・・・んっ」
叫ぼうとしたら口をふさがれた。
「んっ・・・やぁっ・・・」
舌が入ってくる。
「ちょ・・・」
やっと離してくれた。離してくれた、というか私が力一杯押したんだけどね(-_-;)
そして
「いいよね?いやって言ったら、今みたいにおしおきするよ?」
といった。
「はいって言うしかないじゃん・・・」
私が膨れていると、
「はい♪よくできました♪」
そういって微笑んで私の頭をなでた。
その笑顔がかっこいいって思ったのはきっと―――
気のせいだよね?