この前の男がいた。



あの「大丈夫?」って言った男だ。


もう一回叫ぼうとした私の口を押さえる。



そして一言。



「ちわーっす」


片手を挙げて挨拶する。



いきなりの言葉に戸惑う私。


っていうか、本当にこれって運命じゃない?



だってだって!



普通あり得ないって!引っ越しした先がスキで名前も知らない人の家の隣だったなんて!




「・・・こんばんわ///」