――ピピッピピッ


真っ暗な部屋から目覚まし音が鳴り響く


「…んっ」

―カチッ

あれ?目覚ましこんな時間に設定したっけ?
そんなことを思いながら体を少し起こし寝ぼけながら辺りを見回す

しばらく辺りを見回していると背中に温もりが覆い被さった

「わっ!!」

「美奈」

「って隼人か~」


「今日、俺達の記念日」

「ん?あぁそうだねっ!ってだから0時にお祝いしたじゃん」

「そうだけど、今俺達の記念日と同じ時間」

ほら、と携帯画面を目の前に差し出された

「あっ!!本当だっ!凄~い!!」


「ん。だから俺やりたかったんだよね」


ドサッとベッドに押し倒された

「…へ?え?あの…ちょっと…」

何をなさるおつもりで…?

「…ヤろ?」


「…え?さっきやったばかり…んっ!……ちょっ!!」


「いーじゃん。それにココ、もうこんなだよ?」

「…ひゃぁっ!…それは…っ!あんたが触るからでしょーが!!!」

ゴチィンっっ!!

「痛っ!!」

「…ふん」

あぁムカつくムカつく。さっきまで感動したっていうのにっ!!


「ごめんごめん。」


「ごめんじゃない―っ!」