商店街はすぐに終わり、そこから先は住宅街。
どうしようか悩んだ。
もうすぐ日が暮れてしまう頃だった。
住宅街で迷子になったら洒落にならない。
結局私は駅に引き返すことにした。
夜の気配が近付いてきて、私は少し焦った。
暗くなると不安は大きくなるばかり。
だけど、
親が探しに来ても絶対に帰らない!
この決心だけは揺るがなかった。
私は昔から変なとこで度胸があって、意地っ張りだったから。
こんな決心朝飯前だった。
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