そして、ふと思った。 いくら公園っていっても周りは民家。 怒られないかな? 「それじゃあ、2曲目は…」 「ちょっと待って!」 私は心配になって柊くんを止めた。 「ここって、演奏しちゃって大丈夫なの?」 「余裕だよ。」 「周り家なのに?」 私は周りを見回しながら言った。 気になりだしたら止まらない性格だったから。 「大丈夫大丈夫。」 私と違ってマイペースな柊くんがにこって笑った。