「柊、教えてくれないんだよ。」 「駅の前。」 「路上ライブやってたとこ?」 「そう。」 そんな話をしてる間に自動販売機に到着した。 「えっと、大剛と圭祐はコーヒーだったよな。 俺お茶でいいや。」 隼人くんが3人分の缶を抱えた。 「柊くんはミルクティーでしょ。」 私はミルクティーを2つ買った。 「よく知ってるねぇ。」 隼人くんが意地悪く笑う。 「まぁね。」 へへっと頬が弛んでしまった。