「誰か暖かい飲み物買いに行くことにしよーぜ!」



圭祐くんが提案した。



「じゃあ恒例のジャンケン大会だ。」



柊くんの音頭でジャンケン大会が始まった。

負けた人が少し遠い自動販売機まで買いに行くことに。



「最初はグー。

ジャーンケン、ポンッ。」



5人もいて1回で勝負がつくことって珍しいと思う。



「ええー!?
私ー!?

仕方ないなぁ。」



私はしぶしぶ立ち上がった。



「オレ、コーヒー!」

圭祐くんの言葉に

「女の子1人じゃ危ないから、もう1回ジャンケンするぞ。」

大剛さんがそう言ってくれた。