その時、ちょうど柊くんがケーキを持って帰ってきた。



「ただいまー。」



「おかえり。
今、料理も揃ったとこだよ。」



柊くんが来てさらにテンションが上がる私。

つまみ食いしたことは秘密ってことで。



「みんな揃ったな。
シャンパンあけるか。」



隼人くんがシャンパンに手を伸ばした時、



「ああーーーー!!」



柊くんが叫んだ。



「肉がないっ!!
俺がケーキ取りに行ってる間に肉がなくなってる!!」



私はぎくっとする。

告げ口しようとした圭祐くんに柊くんが詰め寄った。