柊くんと一緒に見れて良かった。

本気でそう思った。

この日に雪を降らせてくれて、神様ありがとうって気持ち。

私は幸せな気分でふふっと微笑んだ。



その年最初の雪はキラキラ輝いているように見えたんだ。







そうだ。

柊くんの唄って雪みたいだと思った。



聞いてる人を優しい気持ち、楽しい気持ちにさせてくれる。

そのくせ懐かしくて切なくなる、そんな唄。



機械的な真っ白ではないけど、荒々しいちょっと濁った白。

だからこそ、綺麗なんだ。

キラキラ輝いて、私の心に届くんだ。