「だからこの結論に至りました。」



それまで黙って聞いていた圭祐くんがいきなり私の頭をばこっと叩いた。



「このバカップルが!!」



なぜか圭祐くんが腕で目をこすりながら言った。



「オレはおまえたちが大好きなんだよ!
そんなこと言って幸せになんなかったら許さないからな!!」



「かりんちゃんと柊に最後のあいさつした?」



隼人くんが圭祐くんをなだめながら聞いた。



「ううん。
普通にお別れしたほうがいいと思って…。」