━【沙羅】━







あたしは…夢を
見ているのだろうか?







この間の性格最悪男が
今…また目の前に
現れた…






『な…何であんたがこの車に……!!』




グイッ!



あたしは奴に思いっきり
腕を引っ張られて
車の中へと入った。





彰「君も早く!」





エ「へ!?あ…」





エリまでもが
この男に引っ張られた。
車のドアを閉めて
ちょうど信号が青に
変わった。







『いたたっ…ちょっと!何すんのよ!!』






彰「お前がボーっと突っ立ってるからだろ!」






『あんたね〜またあたしの前に現れやがって!』






悠「…!!え?また…って?」





エ「あれれ?二人は前にも会ったことあるの?」





彰・沙「「ある!!」」






何なのよこの男!!
…あれ?





『そういえば何であんたがあたしの兄貴の車に…?』






彰「……一緒に仕事してるから」






『え??!』




悠「沙羅…お前この顔見てわかんねーか?見たことあるだろ??」






奴はかけていた
サングラスを
外した。







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