また明日も仕事がある亮。
一緒にいられた時間は短かかったけど
私のために時間を作ってくれたことが嬉しいんだよ。



「いつも仕事ばっかでごめんな。」

私を家まで送る帰り道
悲しそうに言う亮。



「そんなこと気にしなくていいんだよ!!
あたしは仕事を頑張ってる亮が好きだし、
それにこれからは寂しくなったら
この指輪を亮だと思うから!!」


薬指の指輪を顔の横に並べて
精一杯の笑顔で言った。