『キサラギブランド!?キサラギブランドって…ここはキサラギミサトのお店なのか?』


ヒロは目を丸くして驚いた。


『ええ、そうよ。ここはキサラギミサト…つまり私のお店よ』


キサラギミサトはサラっと告げた。


『えー!!』


女性の言葉にヒロは大声を出して驚いた。


『まさか、本人に会えるなんて…すげー!!』


ヒロは興奮しながら凄く喜んだ。


『なあ、ヒロ。キサラギミサトって、誰!?』


ケイゴはヒロにそっと耳打ちをした。


『え?おいおい、ケイゴ。知らないのか?キサラギミサトって言ったらさ、超有名な世界的デザイナーだよ。よく、TVや雑誌で見るよ』


ヒロはケイゴにこっそりと耳打ちをして教えた。


『そんなに有名な人なんだ…知らなかった』


ヒロの言葉にケイゴは驚いた。


『ねえ、君の名前は?今仕事は何してるの?』


キサラギミサトはケイゴをじっと見て尋ねた。


『あ、俺はヒロで教師やってます。こっちはケイゴで今は…プー太郎なんですよ』


ヒロは自己紹介した。