「・・・残ってるじゃん。元カノさんとの写真」



「そんなに嫌・・・?元カノの存在」



「別に・・・」




再び沈黙。




はぁ・・・と俺はため息をついて由実から写真を取った。




「これ、捨てるから」




由実の目の前で写真を何枚にも破った。




「これでいい?」




望んだことと思ってやったのに、由実は沈んだ顔をしている。





「由実・・・ちょっと気になっただけだろ!?まぁ、仕方ねぇよ!」



雰囲気を盛り上げる為に、俺は一人で喋り続けていた。