「は?」

「「「お――――!!!!」」」



あたしとシバの周りには

まだスタッフたちが居たわけで



あたしのマヌケな声が響くと同時に

ものすごい歓声が上がった。



「シバがミケに告ったぞ―!!」


誰かがそんなことを叫んでる。

でも、あたしにはなにがなんだかわかんなくて。



そんなあたしにシバは


「なんで、こなかったんだよ?」


と少し怒ってた。



…いやいや、行けないでしょ。

いつものように心の中で突っ込むけど

それは言葉にならなくて



あたしはただシバを見上げてた。