相変わらず丸くなってるシバを横目に

そんなことを考えながらショコラを食べていると



「シバ――――!!」


扉が荒々しく開くとともに

店長が叫びながら入ってきた。



「おまえはいつまで寝てんだ!!!

もう休憩終わっとるだろが―――!!!」


店長はシバの襟を掴むと引っ張り上げた。

そうしてズルズルとシバを引っ張り

スタッフルームを出て行った。





…シバ、阿保だ。


あたしは再び肩を落とす。





シバは部屋から出る寸前

あたしに向かって

゙あっかんべ―゙をしていた…。