あたしがじいちゃんの目をこじあけた次の日



じいちゃんは、また奇跡を起こした。




目が、覚めたんだ



「じいちゃん!!」


駆け寄った
あたし


「・・・・・ゆ、いか?」


じいちゃんは、あたしの名前を呼んだ。
嬉しくて、嬉しくて・・・



でも、目覚めてしまえばまた一緒。




あたしが、子供過ぎたんだ。
あたしが、もっと純粋に小さければ
それか
あたしが、もっと大人でいれば
この後悔を次へを生かせた。


でもね
それができないくらいに
あたしは半端に汚れていて
あたしは半端に大人であった

この中途半端は13の時に
あたしが素直になれるワケなくて

大人に弱いところを見られたくなくて
誰かに泣いているとこを見られ無くなくて

かっこつけた
粋がった
あたしはバカ、ほんとに・・・バカだよ。


だれか、どうか、
こんなあたしを許して下さい。

じいちゃん、お願い・・・
許して、
許して・・・。


ゴメンね、って言いたいだけなのに
想いとは裏腹に
真逆のコトを口走る

あたしの悪いところ
悪い癖

だれか、どうか
こんなあたしを、どうか・・・