あたしは「人の死」に対して
とても臆病だった


小さなときに、そう3歳くらいのときに
あたしはばあちゃんを亡くした。
母のお母さんにあたる人を。

「死」の意味を理解できなかったあたしに
父方のばあちゃんが言った一言で・・

『もう、ばあちゃんには逢えないよ』


幼心にしっていたんだ
逢えないって
でもそれを
あらためて現実としてつきつけられて


幼いあたしにとっては
とても辛くて
理解しがたいコトで


だから思ったんだ
あたし、誰も死んで欲しくないって
じいちゃん、身体弱いけどあたしが高校に入学して
妹が中学入学して・・・

もっと大きくなって、成人して・・・
ひ孫をみれるくらいまで生きてって・・・