「晴美ちゃんも、もう20歳か。早いな~」 『その時はちゃんとお酌してあげますよ、伯父さまっ』 『…晴美姉ちゃん、なんかホステスみたいだよ』 夜 みんなご飯を食べながら、話をして盛り上がってる ………あたし以外。 まだ唇に残る温もり もう随分たったっていうのに、心臓はまだバクバクいってる。 斜め前に座っている泰ちゃんは、何事もなかったみたいにケロッとしていた。 泰ちゃんって なんかズルい。